旧Twitter、 Xにて妙な珍事が発生した模様。「少し大きめのお子さん」がベビーカーに乗っているのを見たある人物が『俺も手押し車で輸送されたい』と何の気なしに願望をツイート。ところが、それに反応したのは警察庁の公式アカウント。なんと警察から警告のリプライを飛ばされてしまう深刻な事態に。
一体いつからベビーカーでの大人の輸送が禁じられたのか。願望さえも取締りの対象とは思想警察や特高警察の時代へ回帰でしょうか。
どうやら、当該ツイートに警察の公式アカウントが反応して警告のリプライを飛ばしたその原因は、特定のキーワードにある模様。
その禁則ワードとは手押し車の「手押し」
これは当事者同士の実際のリプライです。
警察庁公式アカウントは、どうやらこれを薬物取引に関するツイートであると誤認した様子。毎日新聞の報道によれば、『手押し』とは薬物の手渡し販売を意味する隠語とのことです。
https://mainichi.jp/articles/20231212/k00/00m/040/080000c
しかし、当該のツイートを警察庁職員または外部の委託先の人間が目視と人力でキーワード検索中に誤認したのか、それとも自動で運用されるbot(プログラム)が誤認したのかは不明。
このやりとりを見た人々の反応は以下のようなもの。
警察もボットを使っているのかな?
警察のなりすましでは?
これはお互い恥ずかしいだろ
などの反応が上がっています。
なお当該のベビーカーの人は既に『問題の投稿』を削除していますが、警察庁の公式アカウント側はリプライを削除しておらず釈明もない様子。ベビーカーの人の投稿にどんな真意があったのか筆者は知る由もありませんが、警察当局側は犯罪性があると判断したがためのリプライだったのでしょう。
とは言え、ツイートの内容からして明らかに薬物売買とは無関係に見える「ベビーカーで輸送されたいという願望」の投稿。それに対して、あまりにも無慈悲に警告を発した無慈悲な警察庁。人々はこのシュールなやりとりに笑いをこらえつつ、ベビーカーの人に同情している様子でした。