北海道で警察官がパトカー降車して路上喫煙→ポイ捨て動画がツイートされ大炎上!→『盗撮も悪いのでは?』という指摘も。と、盗撮!?

タイトル画像の出典 北海道放送(株)のニュース配信記事

9月21日、Twitterにある一つの動画が投稿された。

パトカーの後方に立ち、何やら、人や車の通行を見守っている制服の警察官の後ろ姿。

交通取り締まりの様子を撮影した動画なのかと思い見ていると、警察官の顔の付近から白い煙のようなものが二度、三度と、傍に流れていく。

警察官はくるりと一度カメラの方を振り向くと、手にしていたものを口付近にあてながら道路脇に向かって歩き出す。

何かを吸っているのか。すると、また口元から白い煙が。

次の瞬間、警察官は前屈み気味になると、道路脇の側溝とみられる箇所に”何か”をポイ捨てした・・・。

北海道警察の警察官が、何を思ったのかパトカーを降車してタバコを吸い始め、付近の排水溝にポイ捨てした!

投稿者はヒロ(気が向けば浮上)@infinity_ltd77さんで、この信じがたいセンシティブな動画がツイッターで拡散された直後、北海道のテレビ局数社がニュースとして取り上げ、その後ヤフーニュースが全国へネット配信し、物議を醸している。

現場は道南の七飯町で、警察官は函館中央署の交通課員と見られ、交通課に配備されているクラウン・アスリート制服パトカーに乗務しているようだ。

折しも、21日から秋の交通安全運動が始まっており、交通警察官のとんだ行為が人々の反感を買ったようだ。

北海道警察本部(札幌)ではこの件について調査すると発表しているが、この警察官のモラルに反する行為には多くの人が失望と怒りの声を挙げている。

また北海道の地域性を揶揄したコメントや『あそこ(※側溝のことと思われる)に吸い殻入れあるぜ!たぶん!!』とか『なんかヒグマ除けやろ』という推測家の声や、『電柱にレーザー当ててたろ(※道警交通機動隊員による不正取り締まり事件を揶揄?)』『椎名桔平なら覆面パトカーに吸い殻投げつけてた(※アウトレイジの名シーン?)』とか、『旭川がああなるわけだ。北海道ってエリアが関東以上に広いんだから一つの道警察でやるのはムリでは?6つくらいに分ければ?』などと云うような、すでに道警が5つの方面本部制を敷いていることをよくわかっていなさそうな声もある。

なお、このポイ捨て行為もレッキとした犯罪。

具体的には軽犯罪法違反または、廃棄物処理法違反に問われ、警察官に見つかれば摘発される可能性がある。

「軽犯罪法違反の刑罰である『拘留』は、1日以上~30日未満、刑事施設で身柄を拘束する刑罰です。『科料』は、1000円以上1万円未満の金銭の支払いを命じられるという最も軽い刑罰です。

中略

これに対して、廃棄物処理法違反の場合は、5年以下の懲役または1000万円以下の罰金です。決して軽い刑罰ではなく、違反者にとってそれなりの抑止効果があるといえます。

出典 https://news.yahoo.co.jp/articles/d84ff8e48c3469aadeed44e4052634713bb87f2b

ところで、この制服警察官の路上喫煙&吸殻のポイ捨て行為にも驚くが、なんとこの動画を撮影した人に対して『ポイ捨ても悪いが盗撮も悪いのでは』というようなツイートが投げかけられた。

だが、これには他の人から反論が複数寄せられた。

いわゆる”盗撮”を規制する法律は軽犯罪法違反、迷惑防止条例違反の二つだが、これらはいずれも下着または衣服をつけない状態の者を盗み見たり、撮影した行為を罰するもの。『撮影した場所』の差異はあれど、基本的には性目的の加害を罰する法律だ。

筆者が見る限り、この動画には性的な要素は何一つないので、いわゆる『盗撮』には該当しないと考えるのだが、この動画を『盗撮』だと非難する人にはこの警察官の『通常衣服で隠されている下着又は身体』の部分が見えているらしい。

もしや『隠し撮り』とでも言いたかったのだろうか。謎である。

撮影された警察官自身が自分の肖像権や名誉を守るために民事裁判で争うならまだしも、第三者の的外れな『盗撮』との言いがかりには撮影した人への潜在的な中傷や侮辱も含まれ、今後同様の撮影をする人が萎縮しかねない。

もしや、それが目的なのか?録音録画されたら困るのか?謎である。

というわけで、路上喫煙の制服警察官を撮影しても、いわゆる『盗撮』には該当しないと考えられ、筆者は『ポイ捨ても悪いが盗撮も悪いのでは』などという意見には全く同調できない。また筆者のみならず、他の人々もこの盗撮呼ばわりに対してツッコミを入れているようだ。

結果的に、この『盗撮』の指摘をした人はツイートを削除してしまったようである。

ともかく、この制服警察官によるタバコのポイ捨て動画を巡っては、22日になり、道内のテレビ局が報道を開始したこともあり、拡散は止まず、警察官による不道徳な行為は今なお多くの人に不快感と失望を与えているようだ。

しかし、マナーのない彼が国葬警備の応援要員で東京へ派出されなかったことは道民にとっても所属組織にとっても幸運だったかもしれない。

国葬警備をめぐっては、現場の警察官同士で以下のようなトラブルも発生しており、こちらもSNSで波紋を呼んでいる。

【動画】安倍元首相の国葬にて首相SPが現場警備責任者の不手際を見かねて指示出し→責任者が『うるさい!黙れ!口出すな!』と市民の前でSPを罵倒→大炎上!