静岡県警察の静岡中央署内にある売店にて、警察官向けの手錠をはじめ、手錠ケース、けん銃吊り紐、階級章などが販売されていたようです。
手錠の価格は4,640円、手錠入れは2,100円。さらに、けん銃用吊り紐は825円だそうです。
とはいっても、これは今から27年前の1993年のお話。
本来、警察関連施設(警察本部・所轄署・免許試験場・警察学校等)には売店が入っていることが多く、 外部の見学者などがお土産を買って帰れる場合も多いものです。鹿児島県警本部の売店では『川路大警視』という焼酎が有名ですよね。ちなみに『巡査殿』もあり。
静岡中央署の事例は警察官向けの購買だったと思われますが、手錠以外のモノは民間人でも希望すれば、購入できてしまったそうです。
おそらく外部の指摘があったのか問題になり、県警の厚生課では廃止の検討を行った……とのことです。
もっともこのような事例は静岡県警のみならず、他の県警でもあったのかもしれません。なにより、今では考えられないアバウトな時代です。
それにしても静岡中央署内の売店で販売されていたという手錠の価格、4,640円(当時)。罪を犯した犯人の両手にガチャリとはまる道具として高いのか、安いのか微妙なところです。
マニアにしてみれば、喉から手が出るほど欲しかったでしょうね。なお、静岡県熱海市にある警察共済組合のホテル弥生内の売店には警察グッズが多いそうで、マニアには”穴場”だそうです。
この記事はラジオライフ2006年2月号を出典として筆者が書き起こしました。バナー画像出典はぱくたそです。