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記事内の引用について NHKニュース報道さんより
事件は4月15日午前11時半ごろ和歌山県の雑賀崎漁港で起きた。和歌山県警は爆発物を投げた男を威力業務妨害容疑で逮捕した。
犯人が取り押さえられた直後に爆発音!
事件当時、岸田首相が現場で新鮮なとれたての魚の試食を終え、演説を始めようとした矢先の襲撃だったようだ。
NHKのニュース映像によると、現場には白い煙が立ち込めており、何らかの爆発が起きたことを窺わせる緊迫した状態のようだ。
現場のSPが確保の直後に『ズドン!』
確保されたのは、チノパンにスニーカーを履いた若い男性のようで、背広姿のSP数人にその場で組伏せられ確保された様子だ。その周囲には人だかりができているが、おそらく警察関係者だろうか『離れろ!離れろ!』と叫んだ様子だ。当時の現場の様子は動画で撮影されていたようだ。
岸田さんの演説でまさか目の前で… pic.twitter.com/RcXWnYbuzB
— ゆき (@yukiko_070) April 15, 2023
この直後に『ズドン!』と、大きな炸裂音が響いて一般人の悲鳴が響いた。
犯人を最初に”逮捕”したのはSPではなく、漁師
実は今回、現場で漁業従事者が活躍したのではないかと話題になっている。SPより先に暴漢を取り押さえたのは、どう見ても警察関係者ではない人物なのだ。
犯人の男は銀色の筒状の爆発物らしきものを首相に向かって投げつたけたものと見られているが、直後に爆発物を投げたと見られるチノパンにスニーカーを履いた人物は、周囲の人に取り押さえられたようだ。
この時点で、男は手に銀色の筒状の物体をしていることがわかる。
しかし、取り押さえたのは屈強そうな男性だが、警護のSPではなく、赤い長袖のシャツ、柄物のベストを粋に着こなした服装から見て民間人のようだ。
この赤いシャツの男性がヘッドロックをかますと、さらに近くにいた他の一般聴衆者の男性、そしてSPによって犯人が確保された様子だ。
現場が漁港であることや、男性の日に焼けた素肌、勇猛さなどから『漁師などの漁業関係者ではないか?』という声も挙がっていたが、午後になり、報道が出てやはりこの男性が地元の漁師であることが確定した。
東京でも以前、いかつい男の職場である築地市場にて、包丁片手に溺れた暴漢がいたが、車に立てこもった犯人を一人で確保しようと警棒で応戦する警察官に、屈強な漁師たちが電動カート『ターレ』で車に突撃するやいなや包囲、警察官に加勢し、逮捕に協力する出来事があった。
岸田首相に怪我はないが、SPや聴衆にけが人あり
総理に怪我はなかったが、警護にあたっていたSP一人と聴衆の市民一人が爆発により飛散した破片で軽い怪我をしたという。
なお、事件後岸田総理大臣は犯人の確保に協力した男性ら2人にお礼の電話をしたという。
また、午後に予定されていたJR和歌山駅前での応援演説は予定通り行われるという。
聴衆は所持品検査なし
産経新聞によると、今回の岸田首相の演説が行われた現場の漁港では事前に聴衆に対する所持品検査はなかったようだ。
https://www.sankei.com/article/20230415-YYCYTPDOTZLATI6P2JDEWGMLO4/
SNSの反応は?
やはり、犯人確保に協力した男性漁師の活躍を讃える声が多いようだ。
『この漁師がいなければ、岸田首相は終わっていた』とか『実はこの漁師風のおっさんは私服警官ではないか?動きが素早過ぎる』などの声がある。
一方で、今回の警察当局側の警備体制について批判的な声があるようだ。今回の現場警備を担っていたのは和歌山県警だが、この一般人の男性がいなければ、襲撃は成功だったかもしれず、後方確認せずに爆発物の投擲後に市民を避難誘導させていない時点でありえないという意見もある。
日本警察の要人警護に対して、国民からの信頼はまだ完全には戻っていないようだ。
【動画】安倍元首相の国葬にて首相SPが現場警備責任者の不手際を見かねて指示出し→責任者が『うるさい!黙れ!口出すな!』と市民の前でSPを罵倒→大炎上!