デジタル変調方式の現行警察無線に関して言えば、もはや技術的に傍受は不可能だが、無線を聴いて、いつどこで誰がどんな通信を行ったか漏洩してはならないことは電波法で定められている。 デジタル警察無線MPR、APR、IPR、その…
警察無線
警察無線用通話コードや略語の一例
『至急、至急。松山北です、どうぞ!』、『なお救急はすでに手配済み!マルモクの確保に努めよ、どうぞ!』女性警察官の明瞭な声が響く。 この動画は愛媛新聞社が報じている愛媛県警による通信指令技術を競う競技会の様子。”…
警視庁のPフォンとポリスモードは同庁独自規格のPSD
お伝えしているとおり、現在ではすべての警察本部で配備されているPSDシステムとPSD形データ端末。つまり、警察官向けにリファインされた公用携帯電話だ。その効果的な運用方法は以下の記事で解説している。 地域警察官向けの『地…
パトカーの『カーロケナビ』の仕組みと機能の解説
現在配備される警察車両のうち、本部系の自動車警ら隊、機動捜査隊、交通機動隊などの第一線車両では『カーロケナビ』の搭載が主流だ。カーロケナビの驚くべき機能とは何かを見ていこう。 車内センターコンソール中央、または助手席に取…
機動捜査隊が使用する捜査専務系無線とは?
さて、昨今のテレビドラマで描かれる機動捜査隊では、機動捜査用車(覆面パトカー、捜査カーとも)に搭載された警察無線機による車載通信系無線のみを頼りに、他の車両や母屋、本隊との連携が描かれる。 機動捜査隊に配備される機動捜査…
警察無線の記事でラジオライフ編集部が激怒した理由とは
『ラジオライフ』はかつてのグリコ森永事件の報道合戦のさなか、一部マスコミにより”無線機を改造して警察無線を妨害する方法を指南している雑誌”と書き立てられ、それについて「事実と異なる」として激怒、反論したという事実経緯をま…
警察官が無線を使わず110番する場合とその理由とは?
警察官は緊急時、無線ではなく、電話による「110番通報」を行うことがある。敢えて腰につけた署活系無線を使わずに(自分の署を通さずに、ということ)その場で有線電話(便宜上、携帯電話も含む)による110番をする理由とは。 警…
大阪府警が警察無線で使う通話コード『頭の330』の意味すべきものとは?
警察無線には都道府県ごとに独自の通話コードがあることはご紹介の通り。 本来の意味を別の数字や語句に置き換えることで第三者に意味を悟られることを防いで通信内容を秘匿するアナログ警察無線時代の名残りだが、その中の一つには精神…
30年以上に渡って警察官に支給される『Pチャンイヤホン』は放送業界でも大絶賛だった!
勤務中の制服警察官や私服の機動捜査隊員などは受令機に繋いだ片耳イヤホンを耳にして、警察本部からの主に110番通報内容の指令を聴取している。 実はこの片耳イヤホン、マニアの間では通称『Pチャンイヤホン』と呼ばれる、とても高…
『第二級陸上特殊無線技士』を警察学校で取得する理由とは?
無線局の運用を行うにあたっては無線従事者の国家資格を取得する必要がある。それらが陸上特殊無線技士や陸上無線技術士といった資格である。 陸上特殊無線技士の資格は第一級から第三級、それにレーダー級があり、通信系企業、そして昨…