社会ではハイブリッドなどのエコカーの普及が以前にも増しているが、パトカーのエコ化もさらに進みそうだ。
2020年、徳島県警察に全国で初となる燃料電池車MIRAIのパトカーが導入された。
これは徳島トヨタ株式会社から寄贈された、いわゆる『寄贈パトカー』で、通常の白黒パトカーとは異なり、車体のカラーリングにはブルーとホワイトが貴重となっており、差別化が図られているのも特徴的だ。
同社の公式サイトに拠れば、どうやらこのMIRAIのパトカー、一般的な取り締まりや警らでの運用よりも、小中学校の交通安全教室などの広報や、災害時の応急電源として信号機や避難所への給電で活躍するようだ。
なお、停電時の信号への電源供給でパトカーの使用を想定しているのはMIRAIが初ではなく、すでに熊本県警など一部で配備されているプラグインハイブリッド車『プリウスPHV』のパトカーでも実施されている。
災害時にはなんとも頼もしい存在となりそうだ。