前回、パトカーには大きく分けて国費と県費による配備の二つがあると解説したが、実はそれ以外の方法で配備される警察車両も存在する。 それが地元の医師や企業などが、節税と名売りを兼ねて都道府県警に寄贈する、その名も「寄贈モノ」…
パトカー
パトカーの緊急走行と警戒走行の違いとは?
緊急走行とはサイレンを吹鳴し、さらに赤色灯(警光灯)を点灯させた状態で緊急車両が走行すること。緊急走行中は速度制限などが一部免除される。 パトカーの場合、単に緊急走行と言っても、交通事故&違反車追跡や捜査といった一般的な…
刑事部と総務部装備課が捜査車両よりもレンタカーを重宝する理由は?
各警察本部ごとに『捜査活動におけるレンタカーの使い方』なる通達を出している現在だが、実は実際の捜査現場において、捜査員が業者から借り上げた外部のクルマを使うのは少なくとも30年前から常套手段となっている。 では、捜査現場…
街頭犯罪対策としてパトカーの赤色灯上部に360度記録撮影できる『全方位カメラ』が搭載開始
近年、街頭犯罪対策として、パトカーの赤色灯上部に360度を記録撮影できるカメラの搭載が進んでいる。 この全方位カメラは300万画素のカラーCMOSセンサーを搭載し、GPS情報とともに映像が記録される特別なカメラ・システム…
交通覆面で最も重要な装備『前面赤色警光灯』に見る追尾式速度違反取り締まり
前回は交通覆面パトカーに搭載されている各種装備品を総合的にご紹介したが、未読であれば一読を。 交通取締用覆面パトカーの特徴と装備品 ざっと挙げれば、交通覆面には上記のような装備品が搭載されているが、今回はその中でも、とく…
パトカーはリミッターを解除されている?いない?
日本で製造される車両は国内メーカーの自主規制により、時速180kmで作動するリミッター装置が搭載されているのはご承知のとおり。すなわち多くの国産車では時速180km以上は出せない仕組みだ。 ただし、日本へ外国車が輸入され…
NYPD「タクシースクワッド」に配備されるタクシー偽装型覆面パトカー
諸外国には日本のジョーシキからは想像もつかない度肝抜かれる警察車両が存在する。 とくに米国では「半分だけ正体を露見させた”ステルス”覆面パトカー」のほか、日本警察では市民感情の悪化を恐れて配備が憚…
パトカーの県費購入と国費購入とは?
パトカーの県費購入と国費購入の違いを知れば、ご当地パトカーが生まれる理由もわかる。 街を走る所轄署や本部執行隊の白黒パトカー。一見どれも同じ『税金で購入されたパトカー』に思いがちだが、実はパトカーには大まかに分けて、国(…
スズキ・キザシが覆面パトカーに選ばれた理由と見分け方を解説
2013年に捜査用覆面パトカーとして全国の警察本部に約900台が配備されたスズキの『キザシ』が捜査現場のみならず、マニアや世間に大変な衝撃を与えた。覆面パトカーの長い歴史の中でも長く語り継がれるだろう。 一体『キザシ騒動…
交通取締用覆面パトカーの特徴と装備品
「交通取締用四輪車」とは、各都道府県警察本部交通部の執行隊である交通機動隊や高速道路交通警察隊、それに所轄署の交通課がもっぱら交通取締用に使用するパトカーの総称だ。 そして「交通取締用四輪車(反転警光灯)」が、警察庁が入…