警察官は緊急時、無線ではなく、電話による「110番通報」を行うことがある。敢えて腰につけた署活系無線を使わずに(自分の署を通さずに、ということ)その場で有線電話(便宜上、携帯電話も含む)による110番をする理由とは。 警…
警察無線
大阪府警が警察無線で使う通話コード『頭の330』の意味すべきものとは?
警察無線には都道府県ごとに独自の通話コードがあることはご紹介の通り。 本来の意味を別の数字や語句に置き換えることで第三者に意味を悟られることを防いで通信内容を秘匿するアナログ警察無線時代の名残りだが、その中の一つには精神…
30年以上に渡って警察官に支給される『Pチャンイヤホン』は放送業界でも大絶賛だった!
勤務中の制服警察官や私服の機動捜査隊員などは受令機に繋いだ片耳イヤホンを耳にして、警察本部からの主に110番通報内容の指令を聴取している。 実はこの片耳イヤホン、マニアの間では通称『Pチャンイヤホン』と呼ばれる、とても高…
『第二級陸上特殊無線技士』を警察学校で取得する理由とは?
無線局の運用を行うにあたっては無線従事者の国家資格を取得する必要がある。それらが陸上特殊無線技士や陸上無線技術士といった資格である。 陸上特殊無線技士の資格は第一級から第三級、それにレーダー級があり、通信系企業、そして昨…
照会(通称 123)は職務質問で必ず行われる!
その筋にはもっとも有名な通話コードと言っても過言ではない『123』。 これは照会センターの通話コードであり、厳密には”照会”そのものを意味するものではない。 例として警視庁では職務質問で前科前歴照…
警察無線の系統 その4 『WIDE通信』
1991年から配備されたWIDE通信とはWireless Integrated Digital Equipmentの略で、警察の自営回線システムによる警察版自動車電話および携帯電話である。 主として都道府県警察本部を超え…
警察無線の系統 その3 『携帯通信系(部隊活動系)』
大規模で局所的な警備活動や、災害発生時における広域緊急援助隊の救助活動において、主に警備警察の実力部隊、すなわち機動隊が使用する通信系を携帯通信系、または部隊活動系、さらには隊内系と呼ぶ。 サミットなどに代表される国家レ…
アナログ警察無線で導入された音声反転式秘話が『10番A』と呼ばれた理由
かつて配備されたアナログ警察無線に音声反転式秘話機能『10番A』がはじめて実装されたとき、当時傍受をしていたマニアたちはどう思っただろうか。今となっては知る由もないが『ついに終わりが来たか』または『こんな単純な傍受対策に…
署外活動中の警察官が使うイヤホン聴取式『受令機』とは?
署外活動中の地域警察官や機動捜査隊員は片耳イヤホンをしている場合が多い。 とくに制服警察官は腰の帯革にトランシーバー型の署活系無線機を着装する一方で、耳のイヤホンを右胸ポケットに入ったタバコサイズの機器に繋げている。 実…
警察官が「通話コード」を無線で多用する理由とは?
映画『ナイトクローラー』では警察や消防の出動情報を傍受するため、車にスキャナーを積み、今夜起きる事件事故に備え、毎晩車内で待機、街を流すストリンガーという仕事に就く主人公が描かれる。 彼はいざ急報を傍受すると、警察無線の…