記事内の引用について 東海ルフト株式会社公式Twitterアカウントより
主に捜査用の覆面パトカーがこれまで装備していたパトライト社製のフラットビームが製造終了となり、後継の行方が注目されていた中、新しい装備品の配備が決まった。
当サイトでは既に東海ルフト株式会社による『ウィレン製フラットライター』納入の様子をお伝えしているが、今回フラットライターとは別の『ウィレン製LED補助警告灯』の正式配備が決まったようだ。
警察装備品の製造開発など、警察向けソリューション事業を行い、WHELEN製品の架装を行っている東海ルフト株式会社の公式Twitterアカウントによれば、2023年1月29日、以下のように情報を発信した。
ウィレン製LED補助警告灯が正式に採用となり、覆面パトカーの室内前後に取り付けをいたしました。 pic.twitter.com/BDTxGBST7h
— 東海ルフト株式会社 maruyama (@maruyam05392965) January 29, 2023
同LED補助警告灯は昨年11月から試験運用されていたとのことだ。
これまでのパトライト製『フラットビーム』や、東海ルフト株式会社が先に納めたウィレン製『フラットライター』では、助手席側サンバイザーに装着され、使用時にバイザーを展開させることで下向きに秘匿された発光面が前面へ向く仕様だが、今回の製品は使用時に展開する必要がなく、常に発光面が外側へ向けられた”米国警察”タイプとなる。また今回は前方への設置と同時に、後方設置も並行配備となったようだ。
以前のパトライト製『フラットビーム』もウィレン製『フラットライター』にしても、主に捜査用覆面パトカーに搭載されているが、その機能はあくまで”前面への警告”のみであり、側方、後方には警告できない構造だ。したがって、これまで後方への警告にいささか不安があった覆面パトカー(※ただし、交通用覆面パトカーにあってはルーフ上の反転式警光灯と共にトランク内側に警光灯を備えており、トランクオープン時には後方への警告措置が充分行われていることを追記する。
また、千葉県警のように着脱式警光灯を車体の右後方側面に装着する独自運用もある)には心強い装備が搭載される運びとなったようだ。
覆面パトカーで取り締まり時、後方車両へ向けた注意喚起用として試験運用を開始。ウィレン製のLED警告灯。 pic.twitter.com/Yu8jnPX6fE
— 東海ルフト株式会社 maruyama (@maruyam05392965) November 11, 2022
日本の覆面パトカーにも、ついに米国警察仕様の補助警光灯が導入された今回の件、これから我が国の警察にも米国風装備が着々と導入される前触れになるのか注目していきたい。